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幅広い活躍の場が広がるクラレのエンジニア!

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2016/11/18

株式会社クラレ 滝口 智也       1997年入社
岡山事業所設備技術部 兼 ビニロン生産技術部VIPプロジェクトチーム
理工学研究科 機械工学専攻

現在の仕事内容

現在、ビニロン繊維を製造する設備関連業務全般(生産設備の増設・改造、更新、及びメンテナンス、設備技術開発)を担当する部門(弊社では設備技術部という名称です)の課長をしています。具体的には、約20名の部下と共に、ビニロン事業の維持・拡大の為、生産部門を設備の面から支えています。今年4月からは、製造工程の大幅なコンパクト化を目指す「ビニロン革新プロセス」のパイロット設備の建設を進めています。

仕事で一番印象に残っていること

設備屋さんの一番の活躍の場は、やはり新規ラインの建設と思います。私もこれまでに幾つかのラインの増設や増強工事を経験させてもらってます。中には海外機器の調達で、文化の違い、製品に求める品質レベルの違いなどから、我々の要求する設備に仕上げるのに大変な苦労をしましたものもありますが、苦難を乗り越えて工事を完遂し、試運転で実際に糸が採れた時の喜びは忘れられません。管理職となった今は、生産部門・開発部門、我々設備部門の様々な思いやアイデア、時には立場の違いから生まれる意見の衝突などを乗り越えながら、プロジェクトを前に進めていく事にに悪戦苦闘する日々ですが、チームで何かをやり遂げる事はやはり楽しいです。

今の会社を選んだ理由

人事担当の方の「色んな事をやらせてもらえるチャンスがある」という一言に惹かれ、クラレに決めました。いざ入社してみると、ひとえに機械屋さんと言っても、エンジニアリングのプロ、コンピューターシミュレーションを駆使し現場の課題を解決する人、私のように生産部に密着して新製品の開発、増産やプロセス革新に取り組んでいる人、事業所の発電設備を運転管理している人、生産部門で頑張る人、実に多くの活躍の場があります。

学生の皆様へのアドバイス

化学会社の中の機械出身者は希少で、数が少ないが故に活躍の場も広く、また各自がそれぞれの生産部門や事業に深く関わる事が出来ます。つまり活躍の場はあなた次第であり、クラレにはその懐の広さがあると思います。我々の創る機械が世の中に出て、一般の人々に使われる事はありませんが、我々が創った設備でクラレの製品が生産され、世の中の役に立っている事は機械屋の誇りです。私はそういうのもカッコいいと思っています。

企業からのメッセージ

クラレは、「世のため人のため、他人(ひと)のやれないことをやる」企業文化の下、独自技術による多数の世界No1,Only1製品を展開しています。こういったオリジナルな製品を作り出すには、当然オリジナルな生産技術・生産設備が必要となりますが、これらのコア部分はすべて社内のエンジニアが考案し、外部へ依頼することはありません。そして、化学メーカーには機械系社員が多くないため、1人1人の意見が非常に重みを持ち、設備に反映することができます。

事業内容

樹脂・化学品・高機能繊維の製造・販売

企業名 株式会社クラレ
〒100-8115
住所  東京都千代田区大手町1-1-3 大手センタービル
TEL 03-6701-1171
FAX 03-6701-1197
企業HP http://www.kuraray.co.jp/
本インタビューは、2015年 ジョブテシオ発行ブックレットに掲載されたものです。

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