就活生におすすめの書籍

 

はじめに

自己分析、業界研究、面接対策など、就活生にはやらなければいけないことがたくさんありますよね。時には行き詰ってしまうことも。
そこで本記事では、就職活動に役立ちそうなおすすめの本を紹介します。

-理科系の読書術-  インプットからアウトプットまでの28のヒント

「読書離れ」という言葉があるくらいですから、「就活で役立ちそうな本を読みたいけど、読書が苦手…」なんて思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方にこの本をおすすめします。

この本には読書が苦手な人に向けた、読書を楽にする方法が書かれています。もう少し詳しく紹介します。

「大事なことは、読みはじめても最後まで読まなくてよい、と決めておくことである。」
読書が苦手に感じている人ほど、「最後まで読まなくては」と思っている割合が多いように感じます。
苦手なら、最初は自分が気になる部分だけを読むのもありだと思いますよ。

「一体何を目的として本を読みはじめるのか、自分に対して問いかけるのだ。」
読書は、趣味として純粋に楽しむ方や、知識を得るためにする方がいますが、自分自身は何のために本を読むのでしょうか。
目的がはっきりすれば、読んでいる途中で嫌になることも少なくなるのではないでしょうか。

読書に対する固定概念を捨て、ハードルを下げることで、本というものに親しみやすくなるのではないでしょうか。

メモの魔力

書店で見たことがあったり、タイトルを聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
この本は、SHOWROOMを立ち上げた実業家・前田裕二さんのメモ術をまとめた一冊です。

「僕にとってメモとは、生き方そのものです。
メモによって世界を知り、アイデアが生まれる。
メモによって自分を知り、人生のコンパスを持つ。
メモによって夢を持ち、熱が生まれる。
その熱は確実に自らを動かし、人を動かし、そして人生を、世界を大きく動かします。
誰にでもできるけど、誰もまだ、その魔力に気付いてない「本当のメモの世界」へ、ようこそ」

前田裕二流のメモ術の背骨は「ファクト(事実)→抽象化→転用」という概念です。
自分が感じた何かを記録し(ファクト)、「What」「How」「Why」のどれかで具体的な事象の本質を考え(抽象化)、抽象化の内容をアクションに落とし込む(転用)。
この手順でのメモを極めると、自分の人生の軸を定めることができるのです。

先に述べた「抽象化」の対象を「自分自身」に向けることで自分の価値観が見えてきて、自己分析を深めることにつながります。
就職活動では欠かせない「自己分析」を深めたい人におすすめの一冊です。

20歳の自分に受けさせたい文章講義

フリーランスライターによる、武器として一生使える「書く技術」について語られた一冊です。
「話せるのに書けない!」を解消し、話し言葉と書き言葉の違いを知ることができるので、ESを書く際の参考になりそうです。

「書こうとするから、書けないのだ。」
言葉にはできない、頭の中を駆けめぐる“思い”を書くのではなく、“翻訳”することでその“思い”を文章として正しくアウトプットすることができると著者の古賀史健さんは述べています。
自分の考えを整理するために書くことの大切さについても書かれており、「書く力」と「考える力」が直結しているといえます。

文章を書こうとすると固まってしまう方、自分の気持ちをうまく文章にすることができない方におすすめしたい一冊です。

「やりがいのある仕事」という幻想

タイトルだけを見ると「え?就活生にこんな本すすめるの?」と思うかもしれません。
実際、ビジネスで役に立つようなことや就活のための予備知識は書かれていません。それでも、この本をおすすめした理由があります。

「人は働くために生きているのではない」
その通りだと思います。人生は仕事がすべてではないですし、お金を稼ぐために、あるいは生きるために働いているのでしょうから。

「自分の思ったとおりの就職ができなくても、全然悲観するようなことではない」
先ほど述べましたが、人生は仕事がすべてではないと思います。思い描いていたような就職ができなくても、自分という人間の価値は変わらないのですから、就活があまりうまくいかなくてもこの世の終わりみたいに落ち込まなくてもよいのでは、と、少し気持ちが楽になるのではないかなと思います。

就活に対する勢いがあまり持てずに悩んでいる方に読んでみてほしい一冊です。

最後に

ここまで4冊の本を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
少しでも興味を持った本があれば、ぜひ書店でその本を手に取ってみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

PICKUP!

2022/08/10