【対策】アビームコンサルティング株式会社

 

はじめに

今回は大手総合系コンサルティングファームとして位置づけられている、アビームコンサルティングの企業研究・選考情報についてまとめました。

企業概要

日本発、アジア発のNo.1グローバルコンサルティングファームを目指し、日本で4,100名、アジアを中心とした海外2,800名、合計6,900名のコンサルタントと世界各地のアライアンスパートナーの「総合力」でクライアントの企業変革実現への挑戦を支援しています。

※アライアンスパートナーとは・・・業務提携している企業のこと

 

監査法人系のファームではない分、クライアントに区切りがない「総合系コンサルティングファーム」であることが特徴としてあげられます。
戦略立案・構想策定から、業務改革・設計・システム開発・導入まですべての領域を手掛け、尚且つ全業界、全業務領域におけるコンサルティングサービスをカバーしています。

アビームの強み

IT支援に強い

上流から要件定義まで、あらゆるフェーズまで一手に担うところに特徴があります。
IT未経験・経験者に関わらずテクノロジーに関する研修制度も充実していますが、新卒でプログラミングスキルをもっている方は有利になるかもしれません。

クライアント密着型のコンサルティング

経営理念に「Real Partner」を掲げるアビームは、クライアントの変革を実現する“真のパートナー”として、総合系コンサルティングファームだからこそできる一気通貫の支援を行っています。
戦略立案だけでなく実行までを担当する、クライアント密着型のコンサルティングを行います。

海外での就業機会が多い

HPには従業員約3,800人のうち、海外オフィス駐在員は約145名で、駐在員を含めて年間約900名が海外渡航しているとの記述があります。
グローバルに活躍したい方に最適な環境ではないでしょうか?

部門の壁がなく、全社で戦える点

「エネルギーと金融」といった、別の分野同士でもチームを組んだりプロジェクトを組んだりすることができるため、部門間の壁がなく一体となってコンサルティングに従事することができます。

 

業界

製造・素材/化学・コンシューマー・金融・商社・インフラ・サービス・公共
近頃はトレンドとなっている、DX・サステナビリティ経営・CX(カスタマー・エクスペリエンス)・人材マネジメントにも注力しています。

プロジェクト事例

①高砂熱学工業株式会社

空調工事大手の高砂熱学工業株式会社40年にわたり使い続け、限界に達していた基幹システムの刷新を実行支援。
DX推進基盤として基幹システムの全面刷新を実現した。

②SOMPOひまわり生命保険株式会社

デジタル・データによる成長加速に向け、データサイエンススキル・ノウハウ蓄積の仕組み構築。
アビームはABeam AI人材育成コンサルティングサービスをソリューションとして提供し、2カ月という短期間でプロジェクトを完了した。

社風

じっくり成長できる

外資系コンサルティングファームによくある”Up or Out”の風潮はなく、心理的安定性が高い環境で勤務できるという特徴があります。
高年収でありながらも、個人のペースに合った成長が可能だといえるでしょう。
しかし「なまぬるい」わけでなく、実力主義的な側面もあるため成長意欲は必要です。

チームワークを重んじている

個人の評価より共同で評価がされやすい傾向にあり、誰かを蹴落として個人の評価を上げなければならないといった風潮はないようです。

人を育てる文化がある

「じっくり成長できる」に関連する部分でありますが、質問しやすい・相談しやすい雰囲気があると感じている方が多いという印象があります。

成長環境

新人研修

新人研修では個人に合わせた2ヶ月〜4ヶ月程度の充実したプログラムが用意されています。
Core TrainingやPre-Assignment-Trainingでは、 “仕事に対する姿勢”と“変革を実現する能力”を身につけることが可能です。
研修の企画には、プロジェクトの最前線で活躍するコンサルタントの経験から得られた知見やノウハウが結集されており、実践的で内容の濃いプログラムを実施しています。

また資格取得支援制度・語学力向上プログラム・カウンセリング制度等が設けられています。

研修後はプロジェクトへアサインされるという流れになります。
部門長との面談等を通して、希望を基にアサインが決定されるため、自分の要望や課題を考慮してもらうことができます。

【新卒】募集要項(2024卒)

募集職種

ビジネスコンサルタント
テクノロジーコンサルタント
データサイエンスコンサルタント
デジタルイノベーションコンサルタント
公共経営コンサルタント
プランニング&オペレーション

※戦略コンサルタントは募集終了

選考プロセス

①エントリーシート

②適性検査

③1次面接(ワークショップ)

④2次面接(個人面接)

⑤3次面接(個人面接)

求める人材

1.自ら考え行動できる人
2.周りを巻き込んで前に進める人
3.チャレンジを楽しめる人
4.負けない人 どのようなことにも強い意志を持って取り組むタフさを持っている人

企業変革の構想策定から実現までを支援するパートナーであり続けるためには、「目標を見誤らずに業務推進し続ける意志と、チャレンジする気持ちを持ち続けることが必要」と採用HPにも記載があります。
面接でアピールする要素としてこれらを頭に入れておくと◎です。

加えて「クライアントを思う心・卓越したプロフェッショナリズム・多様な個人の尊重・チーム力・独自のグローバル観」がコアバリューとして設定されています。
こういった経営理念からも企業の求める人物像が見えてくるので、しっかり抑えましょう。

選考対策

①エントリーシート

エントリーシートにおける設問(24卒本選考版)
面接の材料として利用されるので、深堀りされることを念頭に置く必要があります。

(1)あなたが自分で考え行動し、成果を残した最も大きな経験を教えてください(200~400字以内)
※入学試験を除く、大学入学以降の経験

(2)あなたが1番苦労した場面と、それをどう乗り越えたのかを教えてください(200~400字以内)
※入学試験を除く、大学入学以降の経験

(3)希望コースで入社後に実現したいことと、それを実現する場として、当社を志望する理由を教えてください(200~400字以内)

②適性検査

テストセンターで受験する形式で、内容は「言語、非言語、構造的把握、性格」で所要時間は1時間程度です。
一般的な「性格・言語・非言語」に加えて「構造的把握」が課されるので、対策が必要です。

③1次面接(ワークショップ)

所要時間は計2時間程度。
前半20分で個人ワーク(ケース問題を解く)を行った後、後半は5名程度で1時間半のワークショップに取り組みます。
1人1分程度の発表・学生と社員双方からの質問・それに対する応答の時間があります。
これらを5人分繰り返した後、最後に簡単な感想を話し合い、社員に対して逆質問をして終了です。
過去に出題されたテーマには「ある焼き肉店の利用者を増加させる施策を考案せよ」などがありました。
利用者増加や売上向上に関する問題の出題傾向が高いです。

④2次面接(個人面接)

社員(マネジャークラスのコンサルタント)1人、学生1人の個人面接で、所要時間は1時間程度。

<質問内容>
・自己紹介
・ガクチカとその深堀(特に大変だったこと・乗り越え方)
・志望動機
・就活の軸
・コンサルティング業界を志望する理由
・アビームコンサルティングを志望している理由
・他社の選考状況
・面接官からのフィードバック・逆質問(10分程度)   など

⑤3次面接(個人面接)

社員(プリンシパル)1人、学生1人の個人面接で、所要時間は1時間程度。

・自己紹介(3分程度)
・ガクチカ
・志望動機
・コンサルタントになるにあたって、生かすことができると思う自身の長所を3つ
・コンサルタントになるにあたって、懸念点になると思う自身の短所を3つ
・逆質問(40分程度)

最終面接とはいっても選考がしっかり行われるので、最後まで気を抜かないことが重要です。
逆質問が40分と長時間なので事前準備が必要です。
逆質問が準備不足だと志望度が低いとみなされ落とされかねないので、志望度の高さをアピールできるような対策をしましょう!

最後に

アビームコンサルティングは日本発の大手コンサルティングファームとして名高い企業です。
選考フローではケース面接を、個人・GD形式ではなく、ワークショップ型で行う点に特徴があります。
企業研究・選考対策の両方に力を入れ、内定を勝ち取りましょう!

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