SNS・就職情報サイトの見分け方 ①

 

 

はじめに

就職活動は受験勉強とは違って、先生が手取り足取り教えてくれるものではありません。
そのため自ら情報収集を行っていく必要がありますが、そこで必須となるのが「就職情報サイト」への登録です。
また就活のデジタル化がコロナ禍で後押しされ、情報サイトだけでなく、SNSを利用して取り組む学生も増加しています。

今回から数回に分けて就活における情報収集について取り上げますが、まずはじめに就活で利用されるSNSそれぞれのメリット・デメリットをテーマとしてご説明します。
次回以降は就職情報サイトの見分け方や、情報収集における落とし穴・悪徳ビジネスに巻き込まれないようにする方法にも焦点を当てていく予定です。

就活におけるSNSの活用(Twitter編)

SNSと一口に言っても、種類は多岐にわたります。まずはTwitterの利用についてです。
株式会社ディスコが2022年卒生を対象に行った調査によると、36.8%もの就活生がTwitterを就職活動の際に利用しており、その利用率は前年を上回っています。

メリット

・Twitterでは多くの企業アカウントが存在し、企業の情報収集に役立てることができる。 
現在採用活動の一環としてTwitterの運用を行っている企業は多く、人事採用担当者が企業や採用に関する情報を発信していたりします。チェックする価値は大いにあるでしょう。

・就活生と繋がることができ、人脈が広がる・励まし合うことができる。
「#就活生と繋がりたい」などと検索をかけると、多数のアカウントがヒットします。
思うように選考が通過せず心が折れそうになっても、「頑張っている仲間がいる」と思うことができるので、モチベーションを高め合える場所となりうるでしょう。

デメリット

・周りと比較してしまい、結果的に焦りに繋がる場合がある。
就活アカウントの中には選考状況に関してマウントを取ってきたり、内定がない人に対して煽りツイート・リプライをする人もいます。
そうした中でも流されず自分の軸を持って就活に取り組み、Twitterを上手く利用することが大切です。

・情報が多いあまり正誤判断や取捨選択が難しい
すべてのSNSにおいて共通することですが「あくまでネットの情報である」ことは常に心がけなければなりません。
その情報が嘘か本当かを証明する手立てはないのです。
特にTwitterでは個人の主観が強く反映される傾向にあります。
しばしばインターンシップや説明会における感想が書かれることがありますが、感じ方は人それぞれであり決して鵜呑みしてはいけません。
「参考にする」程度に受け止める必要があります。

・アカウントが特定されやすい
公開アカウントにしていた場合、企業名などで検索をかけられた際に人事からアカウントの特定をされてしまうこともあります。
選考についての愚痴や企業に対する苦情は書かないようにする、または非公開アカウントにする、などの対策を取りましょう。

就活におけるSNSの活用(LINE編)

LINEには「オープンチャット」という、友だち追加していない人同士でもトークや、やり取りができるサービスがあります。
現在は就活エージェントが運営していたり、現役の人事が参加しており質問を受け付けているトークルームもあります。
一つのグループに100人以上の就活生が参加していることがあり、Twitter以上に一度に収集できる情報数が多いことが特徴です。

メリット

・単なる情報収集だけでなく、ESの締切などについて触れられることもあるためリマインダーとしても活用できる。

・トークに質問をした際、参加者が多いためTwitter以上に返信が返って来やすい。
Twitterで質問する場合「投稿で質問→リプライ機能またはDMを通じてフォロワーorフォロー・フォロワー外の方からの返信」という流れですが、
オープンチャットで「トークで質問→参加者全員の目に質問事項が触れ、誰かが返信」という流れになります。
そのため就活における疑問解決が短時間でできるのもオープンチャットのメリットだといえます。

デメリット

・怪しいセミナーへの勧誘を行う業者などが紛れ込んでいる可能性があり、すべての情報が信用できるわけではない。
長期インターンの募集や無料の就活セミナーに関する案内やURLが送られてくることがありますが、すべてが健全であるとは言えません。
紹介されたインターン先がブラックであったり、無料のセミナーに参加したために高額な就活塾の入会契約を迫られたりすることもあります。
発信した内容が多くの人の目に触れられるという特徴があるだけに、学生が悪徳ビジネスの標的にされてしまう傾向が高いといえるでしょう。

・参加者の選考状況についても話題になるため、Twitter同様焦りが生まれてしまうことも。

就活におけるSNSの活用(Instagram編)

Twitterやオープンチャットに比べると就活において利用されているイメージは少ないかもしれませんが、大学生のほとんどが毎日利用しているInsragramを就活に活かす学生も増えています。

メリット

・ハッシュタグ検索が豊富
もちろんTwitterでもハッシュタグ検索は可能ですが、Insragramの方が圧倒的にハッシュタグをつけて投稿されることが多いです。
#就活・#自己分析のように検索をかけると多くの投稿がヒットし、得られる情報量は豊富であるといえます。

・気軽に情報を得られる
Instagramは画像がなければ投稿できないので、必然的にビジュアルに訴えかけられる投稿が多くあります。
文字だけでは理解しにくい内容であっても、画像コンテンツを見ることで気軽に就活について学ぶことができます。

就活におけるSNSの活用(Youtube編)

コロナ禍も影響し、Youtubeでは企業が採用動画を投稿し情報を発信するツールとしても利用されるようになってきました。
また就活のいろはや面接・ES対策をテーマとして動画を作成する「就活系Youtuber」の台頭もみられます。
就活におけるYoutubeの重要性は今後ますます増していくでしょう。

メリット

・画像や文章だけでなく、動画として情報が得られるため受け取れる情報量が多い。

・「ながら見」が可能なため時間を有効に使いながら視聴できる。

デメリット

・就活チャンネルは個人の主観で構成されていることが多い
団体ではなく個人が運営している就活チャンネルは、その人独自の考え方が発信されていることが多いためその点を留意しなければ視野が狭くなってしまうと考えられます。
一つではなく複数のチャンネルを視聴するようにするなど、偏った考え方が身につかないように注意する必要があります。

最後に

今回は就活とSNSをテーマに情報収集について取り上げました。
どの媒体にもメリットだけでなく、デメリットが存在します。すべてのSNSに誤った情報と正しい情報が混在することに留意し、賢く利用しなければなりません。
それぞれに強み・弱みがあるため、得たい情報の種類によって媒体を使い分けたり、複数の媒体から同じ内容の情報を得て比較するのもよい利用方法だといえます。
メディアリテラシーを磨きながら安全にSNSを就活に取り入れましょう!次回は就職情報サイトの見分け方について掲載予定です。

 

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