座談会について

 

はじめに

企業説明会にOB訪問・インターンシップなど就活生が参加するイベントは沢山ありますが、座談会というものにも参加する意義があります。
今回はその重要性やするべき質問について説明します。

座談会とは

そもそも座談会とは、比較的多いのが、会社説明会の後半または直後に実施される「社員と学生が話をする場」のことです。
企業→学生という一方的なコミュニケーションではなく、双方のコミュニケーションができる貴重な場です。
学生側が説明会では理解できなかったことなどについて、先輩社員に質問することができます。
説明会での質疑応答とは異なり、通常1名の社員に学生10名ほどの規模で話を聞けるため気軽に質問することができます。

種類と流れ

テーブル形式

就活生が数人ずつに分かれてテーブルに着席し、担当する社員が、そのテーブルごとに付き就活生とディスカッションを行います(社員は固定もしくは交代の場合と両方ある)。
職種や事業に分けて社員を配置して、少人数の学生を囲んで質問して移動していくことにより、学生が知りたいことを現場の社員から直接聞くことができます。
面接のような緊張感はなく、カフェにいるような雰囲気で実施されるため、学生は先輩社員への質問もしやすいのが特長です。

立食パーティー形式

食べ物や飲み物(アルコールがある場合もあり)をとりながら自由に話を聞きに行くことができます。
自分がどう動くかで得られるものは変わってくるので、積極的に社員の方とお話することが重要です。
学生とばかり話したり、お酒を飲みすぎたりすることのないようにしましょう。

※近年はコロナ禍で対面であってもテーブル形式で実施されることが多そうです。オンライン上での開催も増えています。

 

準備しておきたい質問リスト

企業研究で出てきた疑問を解消するべく、質問リストは予め作っておきましょう。

・入社理由
・仕事内容
・求める人材や資質
・社風について
・入社前と入社後でイメージが変わったことはあるか
・1日の業務の流れ

正解はありませんが以上のような質問が考えられます。
1人が質問できる時間には限りがあるので、「最低でもこれだけは聞いておきたい」という項目を考えておきましょう。
またHPなどで「調べればわかる」情報を聞くのはNGです。
HPに掲載されていることをさらに深彫して聞きたい場合は、「HPにはこのように掲載させれていたのですが、実際どうなのでしょうか?」など、確認した上で、さらに聞きたい旨を伝えてみるものいいでしょう。

参加するメリットについて

先輩社員の生の声を聞ける

先述したように座談会は説明会の一環として行われるものなので、選考に影響することはほとんどありません。
だからこそある程度踏み込んだ質問ができるという点が大きいメリットのひとつです。
しかし失礼な態度をとってはいけません。
あくまでも選考の過程であると認識した上で臨みましょう。

情報収集・企業理解に役立つ

HPや企業説明会では知ることのできない会社の雰囲気を肌で感じることができます。
参加することで入社志望度が向上したりミスマッチの防止が可能になります。

守っておきたいマナー

質問は以下の流れで行う

挙手→大学名と名前・お礼を言う→具体的かつ簡潔に質問をする→最後にお礼を伝える。
特に質問内容は事前に考えておき、伝わりやすい文章で聞くことを心がけましょう。

一緒に参加している学生にも気を配る

自分本位な質問をしたり、他の人の質問時間を奪ったりするのは避けなければなりません。
志望度の高い企業の場合、必死になってしまうかも知れませんが自己中心的な行動は企業側から見ても悪い印象です。
周囲への気遣いもお忘れなく。

参加後にお礼のメールを送る

必須ではないものの、よい印象を残すには参加後にお礼のメールを送るべきです。
参加させてもらったことに対する感謝や学びを書き、本選考への意欲で締める構成がオーソドックスです。
件名や宛名に注意して好感度を高められるようなメールにしましょう。

 

最後に

今回は座談会についてご説明しました。
具体的なイメージがわきにくいかも知れませんが、企業・学生ともにメリットが沢山あります。
志望する企業で開催されればぜひ参加してみることをおすすめします。
内定に近づけるよう、情報収集は抜かりないようにしましょう!

 

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2022/08/10