就活とお金事情

就活をしていると費用の面で不安になることがあると思います。実際多くの就活生は考えていたよりも多くの費用がかかり頭を悩ませています。

そのような事態に陥ることを避けるための一助となるために今回は就活ではどの程度のお金を準備しておけばいいのかや費用の内訳について細かく解説していきます。
 

その1 〜 就活にはどの程度のお金がかかるのか

一般的に就活でかかる費用は15万円程度と言われています。ただ就活が終わる時期によっても異なります。

早めに内定を得た人は費用を少なく済ませられますが、内定を取るのが遅い人はその分費用が大きくなります。更に地方の学生は東京・大阪といった都市部への交通費や宿泊費も必要となります。そのため都市部に住む学生のおよそ1.5倍の費用がかかるとも言われています。
 

その2 〜 就活費用の内訳

では、一体何にお金がかかっているのでしょうか。
就活の費用に分類されるものは次のようになっています。
 

スーツ代

就活中はスーツを着る機会が非常に多いので最低でも2着は購入することを考えると男性なら4~5万円、女性なら3~4万円程度かかります。
「1着でもよいのでは？」と思う方もいますよね。予想外な自体で汚れてしまったり、破けてしまった時のことを考えるとスペアとしてもう1着あると非常に安心です。
特に最終面接のさいにしわや汚れがあると印象も変わってしまうので、清潔感のある恰好で臨みましょう。
 

交通費

都市部と地方では差が出ます。例えば関西の学生が東京で就活を行うとします。
関西から首都圏までの新幹線の費用は往復2万5千円程度です。20社受けるとすると交通費だけで25万円の費用がかかってしまうことになります。選考の日程が近い会社を受けて一回上京する度に二社以上の企業を受ければ費用は抑えられますが、大きな負担になることは間違いありません。
九州・沖縄や北海道になってきますとより費用もかかってしまいますね。
最終面接の際の交通費は企業が出してくれることもありますが、それまでの道のりがながいので、節約に努めましょう。
都内で就活を行う関東圏の学生も油断はできません。1日に複数の説明会や選考をいれるとタクシーで移動、ということも出てきます。
 

宿泊費

これも地方の学生にとっては大きな負担となります。一泊5000円程度のビジネスホテルに泊まるとしても何回も上京すると大きな額になってしまいます。交通費や宿泊費は企業が負担してくれることもありますが、大抵の場合はある程度選考が進んでからなのでそれまでは自腹を切らなければいけません。
 

美容室費

就活をしていると身だしなみには気をつけなければいけません。あまりにも髪が伸びすぎていたりすると印象が悪くなってしまいます。そのような事を避けるためにも美容室費は避けることのできない出費です。
 

カフェ代

授業が終わって面接まで時間がある際についカフェを使いがちです。一回の出費は数百円程度でも何度も利用するとそれなりの額になってしまうので見落とすことのできない出費です。
 

書籍代

SPIなどの筆記試験や面接に関連する書籍などです。中には目についた本をあまり考えずに何冊も買ってしまう就活生もいるので本当に必要な書籍だけを購入しそれ以外は図書館で借りるなどして節約をするのが良いです。
 

その3 〜 どのように費用を捻出するのか

やはり就活が始まる前にまとまったお金を用意しておくのが良いでしょう。就活中に資金が底をつくということになれば就活ができなくなってしまいます。就活中もアルバイトなどをしてお金を稼ぎましょう。

企業の選考は平日にあることが多いので週末を中心に行えば採用日程と被ってしまうことを防ぐことができます。また、就活中は深夜のアルバイトはできるだけ控えましょう。体調を悪化させる危険性が大きくなり就活に支障をきたす可能性が高まってしまいます。

それでもお金が足りなければ親に援助を頼むことも良いでしょう。
必要な金額の根拠を示した上で頼めば支援をしてくれる可能性も高まるでしょう。
 

その4 〜 どのようにお金を節約すれば良いか

使用済みの物品は先輩や兄弟に借りることは一つの手でしょう。リクルートスーツなどは入社してからは着る機会も少なくなることも多いのでそれを考えれば人に借りることも良いでしょう。スーツ以外にも筆記試験の問題集なども一冊買うのにそこそこのお金がかかってしまうので借りることができるのならば節約になるでしょう。

また水筒やお弁当といった形で飲み物や食べ物は家から持っていくのが良いです。飲食物は一回に使うお金は少なくても毎日買えば大きなお金になってしまいます。

他には空き時間に簡単にカフェに入らないことです。カフェに入って面接の合間時間を潰す就活生は多いです。図書館や学生用の無料のラウンジを利用して、できるだけ無駄なお金を使わないようにするのが賢いやり方です。

以上で就活の費用に関する記事は終わりです。
読んでいただいてありがとうございました。