就活の筆記試験の対策
その1 ~ 就活における筆記試験とは
企業が筆記試験を行う理由としては多くの志願者を絞り込む為とも言われています。
筆記試験の出来が悪いと次のステップである面接やGD(グループディスカッション)に進む事ができないこともあるので就活生は対策をしておく必要があるでしょう。
(注)筆記試験の結果が良くなくても、面接での評価が高いと通過することもあり、双方のバランスをみる場合もあります。
筆記試験は能力適性検査と性格適性検査の2つに別れていますがそれぞれについて解説していきます。
能力適正検査
これは皆さんが筆記試験と呼ぶものです。言語や非言語(数学)、一般常識といった問題が出題されます。特徴としては一問一問の難易度はそれほど高くはないですが、限られた制限時間の中で多くの問題を処理しなければならない点にあります。
問題自体は中学高校の知識で解ける問題が多いですが、対策をしていないとあっという間に時間切れになり、思ったような点数が取れません。そのため対策する際はしっかりと時間を計って問題を解くようにしましょう。
性格適性検査
こちらは選択型の質問に答え、受験者の性格を診断するタイプのものです。性格検査で選考足切りされることは殆どありませんが、診断結果が企業の求めるタイプと近しい人材であると多少優遇されることも。しかし結果をコントロールするのは難しいのであまり考えすぎずに臨みましょう。
また適性検査にはテストセンター型、WEBテスト型、ペーパーテスト型の3つの受験タイプがあります。
テストセンター型は受験会場でパソコンのテストを受けるタイプのものです。テストセンターの結果は同一のテストを採用している企業であれば他でも使用することができるので企業ごとに受け直す手間が省けます。
WEBテスト型は自宅でパソコンを使って受験するタイプです。時間が空いた時にいつでも受けることができます。
ペーパーテスト型はその名の通り会社に行き、紙の解答用紙に書き込むタイプです。現在ではテストセンター型、WEBテスト型を採用する企業が多いですがこのタイプを採用している企業もあります。
その2 ~ 試験の種類と特徴
適性検査の種類を説明していきます。就活生の間ではSPIが有名ですが、それ以外の種類の適性検査を出題する企業もあるので自分の志望企業が採用しているものを調べた上で対策していきましょう。
よく用いられる適性検査では大きく分けて下記の5つです。
・SPI
・玉手箱
・CAB
・GAB
・TG-WEB
ではそれぞれの特徴について説明していきます。
SPI
リクルートキャリア社が制作しており、適性検査の中で最も使用率が高いです。他のテストと比べても難易度が比較的低いため簡単に対策できることが特徴です。
玉手箱
SPIに次いで使用率2位なのが「玉手箱」です。SHL社が制作しているwebテスト型の試験です。SPIと比べると圧倒的に問題数が多いことが特徴。その為、いかに問題を迅速に処理できるかが鍵となります。玉手箱は外資金融、証券や大手で採用されていることが多いです。
CAB
数学的な記号や暗号を使った問題が特徴です。
エンジニアやプログラマーなどの理系の職種の採用試験に出題されます。
GAB
難易度は玉手箱とSPIの中間ぐらいです。記号や暗号を用いる問題の他に文章を読解する言語の問題が出題されることが特徴です。問題数が多いのでじっくり考えて問題を解くと言うよりは素早く解くことを意識して問題に挑みましょう。総合商社やシンクタンクで採用されることが多いです。
TG-WEB
ヒューマネージ社が制作する自宅受験型のwebテストです。適性検査の中ではかなり難しいとされています。他の試験では見たことのないような問題が出題されるので対策は必須です。有名企業の足切りに使われることが多いです。
その3 ~ いつ頃から勉強を始めるべきか
就活が本格的に始まる前に勉強を初めておくのがよいでしょう。ただ適性検査は高校までの知識で解ける問題が多いので一度解いてみて出来が良ければES対策や面接対策など他の事に時間を回すのが得策でしょう。
企業によって適性検査をどの程度重視するかはバラバラです。高得点を期待する企業もあれば、先述の面接とのバランスを考慮する企業もあります。
自分の志望企業に応じて対策にかける時間を変える必要があるでしょう。
以上で筆記試験に関する記事は終わりです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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