ガクチカ 評価基準と注意点編

 

はじめに

前回に引き続き、ガクチカについて掘り下げていきます。
今回は書く上での注意点や想定される評価基準はどのようなものであるのかを詳しくご説明いたします。
前回の目的と書き方編をまだ読んでいない方は、ぜひこちらから
お読み下さい!

 

評価基準って?

企業はガクチカのどのような点を重視して評価しているのでしょうか?
評価基準は企業ごとに異なり、絶対的な項目はありませんが想定される基準をいくつかご紹介します。

得た学びを活用することが入社後に「再現可能」か

企業がガクチカを問う目的と繋がる部分ではありますが「入社後に、経験を通じて身につけた力を社内で活かしてくれるか」という点を面接官は評価対象に含めているといえます。

例えば
①資格取得のために毎日勉強を続け、学ぼうとする力を身につけた  
②資格取得のために日々の勉強の計画を立て、PDCAサイクルを回し計画性や課題解決力を身につけた

を見比べたとき、どちらの再現性が高いといえるでしょうか?もちろん学びの意欲は評価されるべきですが、PDCAサイクルを回す力はより実行性が高いもので再現が容易です。
このように、入社後に実践が可能であるスキルを身につけたかどうかが見られています。
そのため、『姿勢』よりも

『実行力』があることをアピールできる内容が望ましいです。

人柄・意欲・思考力を伝えることができているか

これらをエピソードに含めることで、企業からの評価を上げることが可能です。
3項目とも評価される重要事項であると意識し、きちんと反映させましょう。

①人柄
ガクチカは人柄(価値観や性格)が表れるものです。
企業は「応募者が自社にマッチしている人物であるか」を見極めているため、ガクチカから読み取れる人物像はその判断をする上で基準のひとつになるでしょう。

②意欲
なぜそれに取り組んだのかという理由から、その人を行動に駆り立てる源泉はなにであるかを読み取ることができます。
企業側は、応募者が入社後何に対してどれほどの意欲をもって仕事をするか、ガクチカを使ってある程度予想します。
それを踏まえて自分のモチベーションが生まれるきっかけを内容に織り込むことが大切です。

③思考力
企業側はガクチカを通して、応募者の物事に対する考え方や行動の原理について知ることができます。
思考力は入社後の活躍が見込める人材であるかの判断に結びつくものであるので、大変重要です。

書く際の注意点は何がある?

ガクチカを書く手順は前回お伝えした通りですが、書くにあたってやってはいけないこと・やるべきことも明確に存在します。
どちらも理解することでより良いものにできるので、ポイントを押さえていきましょう。

①ウソはつかない
ガクチカにインパクトを持たせたいという気持ちがあったり、自分のエピソードに自信がない人がやってしまうのが「ウソを盛り込む」ということです。
バレないのではないかと思う方もいらっしゃるかも知れません。
しかし
質問で深掘りされたり、ESと面接で話している内容に矛盾が生じてしまった場合、簡単にバレてしまうでしょう。
ウソが発覚した場合、誠実さや素直さといった、人格的な部分で低い評価を受けてしまうことに繋がりかねません。
題材が壮大なものでなくても、努力の過程や困難に対する自分なりの取り組みを示せれば、十分良いガクチカになります。
評価欲しさにウソをつくのはやめ、自分に自信をもつことが大切です

②わかりやすく伝える
ガクチカは面接官が初めて目にするものです。初めて読む人でも内容の理解が容易にできるものにしましょう。
また
サークルやアルバイトに関するエピソードの場合、コミュニティ独自の専門用語を使うのはNGです。
面接でも不要な質問を面接官にさせることになってしまいますし「わかりやすく伝える」力が不足していると受け取られかねません。

③成果や結果だけを並べない
評価基準の項目でもお伝えした通り、企業側は「結果そのもの」よりも「結果までの過程」を重視しています。
もちろん応募者の功績が評価されないというわけではありません。
しかし
それに至るまでにどのように行動したのかを述べなければ、たとえ並々ならぬ努力をして掴み取った結果だとしても、それを伝えることができません。
字数・時間制限がある中で多くの要素を含めなければいけませんが、過程については力を入れて書きましょう。

④因果関係は明確に
前回お伝えしたように、ガクチカはフレームワークに沿って書くことで論理的に構成することができます。
とはいえ
書いてるうちに、自分の行動とその結果に直接的な因果関係があるか明確でない場合があります。

例えば「飲食店のアルバイトで接客を工夫したことで、売上が〇〇%上がった」というエピソードです。
これにおける問題点は、「本当に接客の工夫が売上の上昇に影響したのか」という部分が懐疑的であることです。
飲食店であれば、提供している料理や価格・宣伝方法など様々な要因が利益創出に関わります。
その中で「接客の工夫」が売上に与えた影響は
果たしてどれほどのものでしょうか?自身の行動と結果の間にある因果関係が強固だとはいえませんよね。
課題解決に対する行動の妥当性を示すためにも、因果関係がきちん構築されているか確認しましょう。

 

最後に

以上がガクチカの評価基準および注意すべき点についてでした。
2回にわたってガクチカについて取り上げましたが、不安を抱えている人もまずは「書いてみる」ことから第一歩を踏み出しましょう。
最初から上手く書ける人はいません。
このようなコラムを通じて書き方を勉強したり、先輩や友だちに頼るのも手段のひとつです。気を張りすぎず、気長にガクチカに向き合ってみましょう!

 

PICKUP!