プロフェッショナルインタビュー 株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング

技術とコンサルで日本を元気に!【株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング/土井伸吾氏】

-,

pro_bigtreetc_doi_top

株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング SI事業部 土井伸吾 氏

工学院大学 工学部機械システム工学科 卒業

1.就活では積極的にOB・OG訪問を!

― 土井さんの学生時代の専門について聞かせてください。

pro_bigtreetc_doi_03土井氏:
「工学院大学の工学部機械システム工学科に通っていました。専攻はロボットで、卒論ではたくさんのロボットが集まった時に群としてどう機能するかという群知能をテーマにし、研究室の中でもロボットを作ったりしていました。

― どのような就職活動をしましたか?

土井氏:
「ちょうど就職氷河期と呼ばれる時期でしたので、片っ端から興味のあるところにエントリーシートを出しました。その中で内定を頂いたのが、コンピュータの基盤製作の会社でした。そこで土木関係の制御、具体的にいうと六本木ヒルズ建設の時のクレーンがぶつからないようにするシステム開発を行っていました。IT分野ではありましたが、より組み込みに近い仕事でした」

― 当時の就活を振り返っていかがですか?

土井氏:
「今にして思うと色々な先輩にお話を聞けるということは本当に貴重な経験です。私自身、正直学生時代は臆してしまってなかなか積極的になれなかったのですが、色々な会社の生の声が聴くことができるというのは得難いことでとても重要です。現役の学生の方には臆することなく、どんどん積極的に先輩の話を聞きに行って欲しいと思います」

2.お客様の生の声を聴いて生かせる職場

― IT業界にはいつ入ったのですか?

土井氏:
「その後、もう一社を経て、28歳の時にベンチャー系のSIerに入社しました。小さな会社で、社長と副社長と私の三人で仕事をしていたので、要件定義から仕様の決定、開発、実装、運用と多くの仕事をしました。そこでお客様は行政から学術系、セキュリティー系と多岐に渡り、そこで8年近く働いたことによって鍛えられてITの実力を培うことができたと思います」

― ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング(BTC)にはどういった経緯で入社したのですか?

土井氏:
「前職時代に、パートナーとして派遣されたのがきっかけです。そこで1年程パートナーとして働いた後、正社員として採用されました」

― 現在ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングではどのような仕事をしているのですか?

土井氏:
「2012年にパートナーとして仕事を始めて以来、一貫してある大手ネットスーパーマーケットのプロジェクトを担当させてもらっています。担当して4年以上経ちます」

― 今まで働いた会社と比べるとビッグツリーテクノロジー&コンサルティングはどういう特長を持っていると思いますか?

土井氏:
「前職と比べると大きく二つの違いがあると思います。一つにはBTCはまだまだ成長途上とはいえ、規模がある程度大きいので組織として仕事をするということを学べたという点です。もう一つはお客様からの生の声を聴いて業務に反映させることができる点です。多くのSIerはより大きなSIerからの二次請け、三次請けをすることが多いのですが、BTCは直接の発注を請けるので、お客様の生の声を聴くことができます。特にBTCのお客様は各業界のリーディングカンパニーが多いので要求も厳しいのですが、その分やりがいがとてもあります。またエンドユーザーの声も上がって来るので、そこから課題を見つけて改善させるという攻めの姿勢で仕事をできるのもとても面白いです」

3.チームを編成し、お客様の要望に対応

― 具体的な業務の内容を教えてください。

pro_bigtreetc_doi_02土井氏:
「私のチームは前述の大手ネットスーパーを担当しているのですが、主に二つの業務があります。それが開発と運用です。運用については、すでに走っている普段のデータの抽出やコンテンツの更新などが主な業務になります。時にはお客様から『こういうような運用はできないの?』というようなご相談を頂き、それに対して提案をしていくこともあります。
開発については、お客様のグループがとても大きいので、案件がグループの中のものになってきます。そこで上がってきた話について、BTCにできることを詰めていきます。お客様のグループのシステムが巨大で複雑であるために、お客様自体がすべてを理解しきることはとても困難です。そこで私たちが、開発案件がシステム全体に対してどのような影響を及ぼすことがあるのか、どのような懸念事項があるのかを精査しながらコンサルティングを行っていきます」

― 新しい案件が生じたときにはどのような作業が発生するのですか?

土井氏:
「まずはお客様のニーズ自体を明確化する作業から始めます。お客様は課題があってご相談くださるのですが、必ずご要望が明確であるとは限りません。漠としたご要望の中から、お客様が必要としている要件事項を吸い上げて明確にしてあげる作業が必要となってきます。それが要件定義です。また、お客様側の担当部署は情報系を取り扱うプロですが、彼らが上層部に稟議をかける際、情報のプロでない上層部でも理解できるような資料を用意する必要もでてきます。そして要件が固まったら、それに基づく画面やインターフェイスの仕様を決定し、作業していきます」

― 一つのプロジェクトにかかる期間はどれくらいですか?

土井氏:
「案件にもよりますが、今手がけているものも昨年の12月から取り組んでいるものです。細かいものですと1か月や2週間のものもありますが、グループ会社からの案件は1年近くかかるものが多いです」

― ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングの社内ではどのようなチームを編成しているのですか?

土井氏:
「現在15程のプロジェクトが動いていますが、私の担当するプロジェクトでは常に20名ほどのメンバーがいます。そのうち運用チームが5-6名です。残りが開発を行っています。最初の要件定義のフェイズでは3-4人で取り組み、実際に開発のフェーズに入ると残りの10名ほども加わり全員でやっていきます」

4.社員の行動指針「BTCマインド」とは?

― 新入社員の育成についてはどのように考えていますか?

土井氏:
「BTCが新卒の学生の採用を始めるようになってから、おかげさまで優秀な人材がたくさん入社してきてくれています。私としては、接客、電話対応など社会人としての基本動作をおろそかにしないようにさせながら、自分で考えて動ける思考方法を身に付けて欲しいと思って教育しています」

― どのような育成体制を取っているのでしょうか?

土井氏:
「まず社外に研修にいってもらいます。研修から帰って来た後は、メンターをつけた上で各プロジェクトにアサインします。プロジェクト毎に新人ができそうな仕事をアサインし、メンターと他の担当者で技術的なことを含めて連携しながら育てていきます」

「またBTCには、『BTCマインド』と呼ばれる5つの行動指針があります。それは『人間力を鍛える』『誰にも負けない熱意を持って仕事に取り組む』『主体性を持って行動する』『相手の期待を超える』『個性を磨く』というものです。これらの行動指針を大きな柱とし、それに沿って、半期ごとに目標設定をしていきます。そうしたマインドを意識しながら行動に落とし込むことによって、会社の指針と合致させながら自分を成長させていくことができるようになっています」

― BTCマインドをもう少し具体的に教えてもらえますか?

土井氏:
「たとえば何か障害が発生して困難な事態に直面した時、ついつい及び腰になってしまいがちです。しかしBTCマインドに掲げている『主体性を持って行動する』に沿って行動すると、障害が発生したときにこそ自分でリードして問題を解決するように努めるということになります。『人間力を鍛える』ということに関していうと、業務に直接関係のないところでも積極的に様々なコミュニケーションをとることを心掛けることによって人間として成長し、その成長を仕事にフィードバックできるといった具合です」

― 一人前になるまでどれくらいかかるのでしょうか?

土井氏:
「入社して一年も経つとそれなりに仕事ができるようになってきて、仕事を任せても大丈夫なようになってきます」

5.求む!技術とコンサルティングの二兎追う強い意思

― ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングでは社員の継続的な成長のために何か取り組みをしていますか?

pro_bigtreetc_doi_01土井氏:
「まず優秀な社員が多いので、入社後に先輩社員を通じて色々と学ぶことができます。その他にも社内研修、技術研修は充実しています。月に一度はどこかの部署が研修を行っています。また情報処理技術者やオラクル認定資格など、様々な資格の取得支援もしています」

― 採用をする立場から、どのような学生にビッグツリーテクノロジー&コンサルティングに来て欲しいと考えますか?

土井氏:
「本人のやる気が見えることは大切だと思います。どういうことをしたいと思っているのか、どういうビジョンを持っているのかということがわかると一緒に働いてみたいなと思えてきます。また技術的なこととコンサルティング的なことの両方をやりたい人という意思の強い人はBTCに向いていると思います。やはりBTCのことをよく勉強してくれていると親近感を持つことができますね」

6.BTCの特長とは?

― 土井さんから見たビッグツリーテクノロジー&コンサルティングの特長とは何でしょうか?

土井氏:
「BTCでは業界のリーディングカンパニーを一次請けしているので、きちんとしたコンサルティングを行うと同時に高い技術力で製品化していく必要があります。この両者をきちんと噛み合うようにすることはとても難しいのですが、それが実際にできているのがBTCの強みではないかと思っています。またBTCのメンバーは皆とても意識が高いという特長があります。稼働が高くなって忙しくなることもありますが、みんなで集中して乗り切っていっています。面接の時に、一緒に頑張れそうだなと感じ取れるとポイントは高いです。BTCの仕事はチームプレーの側面が強いので、指示を待つだけの人ではなく、自ら積極的に動くことのできるチームメンバーと一緒に仕事をしたいと思います」

― そうした資質はどういったところから感じることができるのでしょうか?

土井氏:
「学生時代に似たような経験をしたことがある人は、そういう話を面接でしてくれると一緒に仕事をしてみたいなと思うようになりますね」

7.自分に付加できるバリューを常に意識して仕事

― ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングの社員はどのような方が多いですか?

pro_bigtreetc_doi_04土井氏:
「先ほども述べましたが、まず意識の高い社員が多いと思います。また技術力もとても高いのですが、単に高いだけでなくその技術を活用してどうすればお客様がビジネスで勝つことができるのかということを常に意識している人が多いです。自分がどのようなバリューを発揮できるのかをギラギラしながら意識している人が多いと思います」

― 土井さんはギラギラというよりは柔和な印象を受けますが?

土井氏:
「そうですね、私はソフトな方です(笑)。もちろん社内には様々な人がいます。チームですので、それぞれの人が多様な個性を生かしながら仕事を進めていっています」

― 学生の方に何か就職活動に関するアドバイスはありますか?

土井氏:
「これから自分がどういう場所で働いていくのかは、結構重要なことです。今は転職がしやすい時代になってきてはいますが、一番最初に自分が選ぶ場所は、しっかりと勉強して、自分で選んだのだという意識を持って臨んで欲しいですね」

8.学生時代に人的ネットワークの構築を!

― 就活以外の学生生活に関するアドバイスはありますか?

土井氏:
「まず学業の面では単位を落とさずに確実に卒業できるようにすることです(笑)。その上で、学生時代には様々なコミュニケーションをとることが重要だと思います。学生時代に培ったネットワークがその後の社会人生活の中で有用になることが意外と多いものです。社会人になってからも色々なフォーラムや勉強会に出て多くの人とコミュニケーションをとることもできなくはありませんが、かなり大変になってきます。ですから学生時代にできるだけコミュニケーションの輪を広げておくといいと思います。仲間として協力しあえる関係性を築くことができれば、それが大きな資産となっていきます」

― 人的ネットワークを築いておくことはビッグツリーテクノロジー&コンサルティングの仕事にも生かされるものですか?

土井氏:
「技術の基本的なことは学生時代に身につけることができます。ただ実践的なことは現場に出てからでないとわからないことが多いものです。現場で色々と学ぼうと思うと人間力が高い方が有利です。そして人間力は様々なコミュニケーションを取り、ネットワークを広げることによって鍛えられます。お客様にコンサルティングするときも同様です」

9.日本を元気に!

― 最後に学生の皆さんに何かメッセージはありますか?

土井氏:
「一緒に日本を元気にしていきましょう!BTCの社員はみなそういう思いを持っているので、同じ思いがある方は是非一緒に働きましょう」

― どうもありがとうございました。
(了)

 

企業・職場紹介

[member]

-プロフェッショナルインタビュー, 株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング
-,

PICKUP!