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“素材には社会を変える力がある”東レは、新しい価値を創出する総合素材メーカーです。

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東レ株式会社 金杉 和弥 2009年入社
エンジニアリング開発センター 第2開発室
電子情報工学専攻

現在の仕事内容

所属するエンジニアリング開発センターでは、革新的で高度な設備・装置技術を独自に開発するという強い意志のもと、研究・開発活動から生まれた先端素材・製品を事業化するため、斬新な設備・生産技術の開発を行っています。
私はそのなかで、フィルムに付加価値を与えるための加工設備に携わっており、高度化、多様化していく市場のニーズを満足させるために、導電性や濡れ性、密着性などの機能を自在に付加できる技術の開発に取り組んでいます。

仕事で一番印象に残っていること

入社3年目の夏にアジアの工場に一人で出向き、現地スタッフと共に新設備の立ち上げを行ったことです。当時は立ち上げ経験や語学が未熟だったこともあり、一筋縄にはいきませんでしたが、上司や現地スタッフからのアドバイスを受けながら立ち上げを成功させることができました。若いうちから責任ある仕事を任せてもらえること、グローバルに活躍できるということを実感した経験でした。
また装置開発の際には、現場の設備・プロセスを熟知し、使用者の安全性や操作性まで考慮する必要があります。それらの情報を得るために、何度も現場に出向き、実際の使用者や近くで管理する人に直接話を聞くことで、本当の課題が見えてくるということを感じました。

今の会社を選んだ理由

専攻は電気系でしたが、研究で材料合成をやっていたこともあり、当初から素材メーカーに興味がありました。会社のことを知っていく内に、電気系出身者の重要性や関わる範囲の広さを感じました。社内の電気系出身者はまさに少数精鋭であり、活躍の場面は多岐に渡っています。
また、当社の炭素繊維でできた成形品を手に取る機会があったのですが、その軽さと硬さに衝撃を受けたことをよく覚えています。東レの技術力に純粋に可能性を感じ、素材から世界に変革をもたらし、社会に貢献したいと思い、入社を決めました。

学生の皆様へのアドバイス

今後、新素材を生み出すための革新的な装置を自ら開発し、国内外の工場に導入することを目標としていますが、そのためには、専門である電気以外にも、機械や素材に関する幅広い知識を身に付ける必要があります。
ベースとなる専門的な強みを持つことがまずは大切ですが、色々なことに興味を持ち、吸収していくことがさらなる成長につながります。機械・電気系の専攻を学んできた皆さんにはやりがいのあるフィールドが多くあると思いますが、是非視野を広げて色々な企業を見てもらえると良いと思います。

企業からのメッセージ

東レは1926年の創業以来、さまざまな新素材を世に送り出してきていますが、素材産業は製造設備・装置や生産技術の実力・ノウハウが競争力に直結する装置産業でもあります。“Invention(発明)”だけでは社会を本質的に変革する新しい価値にはなりません。どんなに優れた発明も、工業化出来なければ『絵に描いた餅』です。“Invention”を“Innovation”に、当社における機電系技術者は、非常に大きな役割を果たしています。熱意ある皆さんからの応募をお待ちしております。

事業内容

繊維、プラスチック、炭素繊維複合材料、ライフサイエンスなど
 

お問い合わせ先

企業名 東レ株式会社
103-8666
住所 東京都中央区日本橋室町2丁目1番1号
TEL 0120-506-095
FAX 03-3245-5163
企業HP http://www.toray.co.jp/
本インタビューは、2015年 ジョブテシオ発行ブックレットに掲載されたものです。

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