“素材には社会を変える力がある”東レは、新しい価値を創出する総合素材メーカーです。

現在の仕事内容

炭素繊維複合材料の材料開発を行っています。炭素繊維複合材料は鉄の約1/5の重量で同等以上の強度、弾性率を有すると言われる様に、炭素繊維と樹脂が組合さる事で、単体では決して成し得ない優れた特性を発現し、組合せ次第で更に無限の可能性を秘めた材料です。私はお客様が要望する製品形状、特性を満たすための最適な炭素繊維と樹脂の組み合わせを検討し、材料からお客様の製品を作り上げる仕事に携わっています。

学生時代の専攻が今どのように活かされていますか

これまで仕事をしてきた中で、開発から量産までを考えた材料開発を行うことが一番の難しさであると感じています。ラボレベルで優れた材料が開発できても、量産できなければ製品にはなりません。開発の段階でも、将来の量産までを見据えた検討をする必要があります。
そのような開発業務を行う上でも、大学の研究と同様に原理原則を突き詰めることがやはり重要視されます。専攻で学んだ基礎的な内容ももちろんですが、研究室で学んだ研究の進め方やアプローチの仕方は仕事でも活かされていると感じます。

ご自身の就職活動について

昔から漠然とものづくりに携わりたいという想いはあり、当初は自動車やバイクなど、自分の身近にあるものの設計開発を行いたいと考えていました。就職活動を通じて様々な業界・企業を知る中で、素材メーカーの携わる分野の幅広さに魅力を感じるようになりました。例えば自動車メーカーですとどうしても自動車を主とした関わり方になりますが、当社であれば、衣類から飛行機まで幅広い分野のものづくりに携わることが出来ると考え、入社を決めました。

学生の皆様へのアドバイス

東レの技術開発では、他分野のスペシャリストと密に連携した開発を行います。分野が異なると同じ言葉でも別の意味に捉えられてしまうことも多く、慣れないうちは上手く話し合いもできませんでしたが、逆に他分野を学ぶことの楽しさも知ることができました。
新しく勉強をすることは、どの道に進むことになっても必要です。ご自身の専攻にとらわれず、色々な業界に興味をもって、自分のやりたいことが実現できる道を探してみるのがいいと思います。

企業からのメッセージ

東レは1926年の創業以来、さまざまな新素材を世に送り出してきていますが、素材産業は製造設備・装置や生産技術の実力・ノウハウが競争力に直結する装置産業でもあります。“Invention（発明）”だけでは社会を本質的に変革する新しい価値にはなりません。どんなに優れた発明も、工業化出来なければ『絵に描いた餅』です。“Invention”を“Innovation”に、当社における機電系技術者は、非常に大きな役割を果たしています。熱意ある皆さんからの応募をお待ちしております。

事業内容

繊維、プラスチック、炭素繊維複合材料、ライフサイエンスなど
 

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