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2016/11/11

JSR株式会社 木村 吉伸 2006年入社
精算技術グループ 生産技術部 エンジニアリングチーム
工学部 機械工学科

現在の仕事内容

合成ゴム製造技術を海外へ輸出するライセンス業務を担当しています。現在はプラントライセンサーとして現地の法規や気象条件に合わせたプラントの基本設計を実施しており、今後、詳細設計支援、建設、立上げと進む予定です。いつかは経験したいと考えていたライセンス業務、これから長丁場となりますが、入社以来在籍した製造現場やプロセス開発部で培った技術、そして人脈を駆使してこの業務を完了させることが当面の目標です。

仕事で一番印象に残っていること

入社6年目に樹脂プラントの能増を目的とした重合プロセス開発、反応器設計を担当しました。内容はラボでのバッチ重合、パイロットプラントでの連続重合テスト、データを用いた重合シュミレーションモデルの開発、そして設計に進むというテーマでした。汎用性のある重合モデルを作ったことで、既存のプラントでは実験検証できない反応器構成を提案し、新設反応器を含む能増工事がいま進んでいます。製造設備や環境対策など新たに装置を入れることが
化学メーカーの中のエンジニアの使命だと思いますが、基礎データを積み上げることから任せてもらったこの一連のテーマは、今後どのようなテーマでもやっていけるだろうと自信がついた経験です。

今の会社を選んだ理由

学生時代にF1をよく見ていたことがきっかけです。就職活動時にJSRのことを知りましたがタイヤの原料である合成ゴムに留まらず、その技術を応用して液晶や半導体の素材メーカーとして事業拡大している会社の中でエンジニアとして自分も成長したいと考えました。入社後には、歴史の長い合成ゴムであっても着実に開発が進んでいて、基盤を大事にしながら次の事業に拡大していこうとする姿勢がこの会社の強みだと感じています。

学生の皆様へのアドバイス

エンジニアの仕事は時に結果が出ないことの繰り返しですが、失敗を糧として次につなげることが重要です。次につなげるためには取り組んでいることの目的や結果に至るまでのプロセスを常に考える習慣、癖を学生時代につけておくといいと思います。目的やプロセスを考えていると、失敗した時、あらゆる原因を検証でき、対策を打つことができます。考えて取り組むのであれば、取り組むことは研究でも部活でも何でもいいと思います。

企業からのメッセージ

弊社は国内トップシェアを誇る合成ゴムを中心に、石油化学系事業において、リーディングカンパニーの地位を築いています。これらの事業で培った高分子技術を応用し
情報電子材料系事業においても、半導体製造用のフォトレジスト等、世界トップ製品を多数有しています。また、今後大きな成長が期待される、環境・エネルギー、ライフサイエンス等の戦略事業領域でもグローバルな市場での更なる飛躍に向けて企業活動を推進しております。
※上記内容は2015年12月時点の内容です。

事業内容

世の中で必要とされるマテリアルを提供する化学メーカー

 

お問い合わせ先

企業名 JSR株式会社
105-8640
住所 東京都港区東新橋1-9-2 汐留住友ビル
TEL 03-6218-3522
FAX 03-6218-3681
企業HP http://www.jsr.co.jp/

 

本インタビューは、2015年 ジョブテシオ発行ブックレットに掲載されたものです。

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