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多種多彩な機械装置を配管や計装で有機的に結びつけて一つのプラントを作ってみませんか?

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2016/11/11

JSR株式会社 川合 伸和 1976年入社
JSRエンジニアリング(株)四日市事業所(所長)
工学部 機械工学科

現在の仕事内容

新しいプラントを建設したり稼働中のプラントのメンテナンスをする仕事をしています。新プラントの建設ではプロセス開発エンジニアが作成した基本設計書をもとに詳細設計から機器の調達建設工事の施工管理までを行います。大型の工事では機械系エンジニアだけでなく、電気・計装・土建のメンバーがプロジェクトチームを組んで約束した納期にプラントを完成できるよう協力しています。

学生時代の専攻が今どのように活かされていますか

私は機械工学の学部卒です。社内に機会系エンジニアが少ないので機械工学の基本的な知識であっても知っていれば役に立つ場面は多いです。例えば軸の段付き部には応力が集中すること。回転体は固有振動数で共振すること。特定の配管系に遠心ポンプを2台、3台と増やしても流量は2倍、3倍とは増えないこと。圧力容器の設計や補修では金属材料や溶接の知識も必要です。そして機械図面が読めなければなりません。プラントでは数種の圧力のスチームが使われているので水蒸気についても理解が必要です。メンテナンスの仕事では非破壊検査や金属組織検査もします。機械工学の基本的な知識が役立つ場面はきりがありません。

ご自身の就職活動について

私が卒業したのは第一次オイルショック直後の時期でした。当時の機械系の学生に人気のあった製鉄会社や自動車メーカーは採用人数を減らしたと思います。私は最初に某製鉄機械メーカーの面接を受けましたが私より成績の良かった同級生が合格し私は不合格に。大学に戻って次の会社を選ぼうとしたら2社しか残っていませんでした。その一つがJSRでした。これでよかったと思っています。そんなもんです。

学生の皆様へのアドバイス

やってみて初めて自分にもこんな仕事ができるのだと発見することもあります。専攻が機械工学だからこうでなければならないと固く考える必要はないと思います。企業にはその会社独特の風土とか文化といえるものがあり、これには結構大きな違いがあります。自分にあった文化に巡り合えるといいのですが、これがなかなか実際に入社してみないと実感できないかもしれません。これではアドバイスになりませんね。

企業からのメッセージ

弊社は国内トップシェアを誇る合成ゴムを中心に、石油化学系事業において、リーディングカンパニーの地位を築いています。これらの事業で培った高分子技術を応用し
情報電子材料系事業においても、半導体製造用のフォトレジスト等、世界トップ製品を多数有しています。また、今後大きな成長が期待される、環境・エネルギー、ライフサイエンス等の戦略事業領域でもグローバルな市場での更なる飛躍に向けて企業活動を推進しております。
※上記内容は2015年12月時点の内容です。

事業内容

世の中で必要とされるマテリアルを提供する化学メーカー

 

お問い合わせ先

企業名 JSR株式会社
105-8640
住所 東京都港区東新橋1-9-2 汐留住友ビル
TEL 03-6218-3522
FAX 03-6218-3681
企業HP http://www.jsr.co.jp/

 

本インタビューは、2015年 ジョブテシオ発行ブックレットに掲載されたものです。

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