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モノづくりを担う巨大プラント。機電系エンジニアの創意と熱意が詰まっています。

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2016/11/17

日産化学工業株式会社 向 和宏       2007年入社
富山工場 工務部工務課
工学研究科 機械システム工学専攻

現在の仕事内容

富山工場の基幹プラントである高温、高圧のアンモニアプラントの設備保全を担当しています。設備の老朽化が問題となりつつあるプラントを、中長期的に安全・安定的に操業することが使命です。新しい機器を導入する機会も数多くあり、巨大なプラントが新たな機器を携え、計画的に動きだす感動は、何度経験しても忘れられません。今後は、電子材料用途の先進機器など、数多くの設備を担当し、深みのある技術者を目指したいです。

学生時代の専攻が今どのように活かされていますか

大学時代は、機械システム工学を専攻していました。4力学(材料力学、流体力学、熱力学、機械力学)は業務上必要な基礎知識であり、大学時代に得た知識はとても役立っています。また、問題を解決すべく、結果を導き出す方法や粘り強く検討することの大切さ、文章の表現方法や報告書の書き方といった、研究における姿勢や基本的なスキルも、今の業務に繋がっていると感じます。
また、大学関連の方々(教授、先輩方、同期)や各種学会で出会ったメンバーとも交流が続いており、困難な状況において相談できる人脈は大きな財産だと感じています。

ご自身の就職活動について

機械工学を専攻していたので、当初は漠然と機械メーカーへの就職を考えていましたが、当社の工場を見学したことが大きな転機となりました。一つひとつの機械のスケールの大きさに圧倒されるとともに、先輩社員が、様々な専門性をもった人と意見交換しながら楽しそうに仕事をしている姿を見て、自分に合っていると感じました。その時に感じた思いは今も変わりません。

学生の皆様へのアドバイス

自分の研究・専攻分野に捉われず、他分野にも興味を持ち、できるだけたくさんの情報を収集し、知識を増やして欲しいと思います。学生だからこそできる情報収集の方法もあると思います。今しかできないことに積極的に取り組んでみて下さい。
「機械・電気」の専門家は実は、社会の多くの分野で活躍しています。最も自分を生かせるフィールドは何か、自身の強み・弱みを考え、自分なりの結論を出してみてはいかがでしょうか。

企業からのメッセージ

当社は、1887年に、日本「初」の化学肥料製造会社として創業して以来、一世紀以上にわたって社会の発展と進歩を支える革新的な技術・製品の開発に力を注いできました。現在は機能性材料、ライフサイエンス(農医薬)を中心に、社会の発展と進歩を支える革新的な技術・製品の開発に挑戦を続けています。部門や年齢の垣根を超え、新たな価値創造に取り組んでいる当社で、あなたの思いやアイディアを活かしてみませんか。

事業内容

機能性材料・農業化学品・医薬品・化学品の開発、製造

お問い合わせ先

企業名 日産化学工業株式会社
〒101-0054
住所  東京都千代田区神田錦町3-7-1 興和一橋ビル
TEL 03-3296-8111
企業HP http://www.nissanchem.co.jp/
本インタビューは、2015年 ジョブテシオ発行ブックレットに掲載されたものです。

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