プロフェッショナルインタビュー 株式会社ヨコソー

「地図から消させない仕事」100年後の暮らしを守る。【株式会社ヨコソー/石井佳樹氏】

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株式会社ヨコソー 施工管理 石井 佳樹 氏

工学院大学 工学部 建築学科 卒業

現場代理人として、修繕工事を担う

ヨコソーに入社した理由

小さい頃から、いつかは自分が住むところを自分でつくってみたいと思っていたんです。就職も建築業界と決めていました。大手ゼネコンから町の建設業者さんまでエントリーしましたが、ヨコソーのような大規模修繕主体の会社は珍しかったです。すでにある建物を守る仕事もあるんだなと、修繕の仕事に興味が湧きました。
老舗企業の技術を学びたい気持ちもありましたし、ただ建物をつくるのではなくて、お客様と一緒に住環境づくりをしていく、ヨコソーの方針もいいなと思いました。実際に仕事をしていても思うのですが、修繕工事はお客様が生活している中で行うので、自然とお話する機会も多くなるんです。だからやりがいがありますし、人と人との繋がりの大切さを強く感じるようになりました。「ありがとう」「すごく綺麗になったね」とお客様に褒めていただいた時がやっぱり一番嬉しいです。
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現在の業務内容

現場代理人はその名の通り、会社を『代理』して工事『現場』を『請け負う人』のことですね。具体的には、1)安全2)品質3)工程4)原価の4要素を管理するのが主な業務となります。
中規模マンションの大規模修繕の場合、1日に働く職人さんの数は平均で20人。工期全体で考えると、のべ1000人以上の職人さんの統括をすることになります。その責任は重大です。
また幅広い年代のお客様や職人さんとお話をしますので、ちょっとした言葉遣いや挨拶などの会話、コミュニケーションのとり方を常に考えています。社内でもビジネスマナー研修や勉強会を行っていますので、積極的に参加しています。

今、挑戦していること

もっと沢山の工事を経験して、知識やノウハウを学びたいです。修繕の仕事って、一つとして同じ現場がないんですよ。建物の大きさも違いますし、どの程度の修繕が必要なのか、使用する素材は何が良いか、お客様はどんな方法を希望しているのか、その場で判断しなくてはいけない。その時にはやっぱり経験が必要なんだなと思うんです。今は先輩や職人さんたちに聞きながら、手探りで試行錯誤しているばかりですが、やっぱりいつかは自分一人で工事を仕切りたい。「石井に任せれば大丈夫」と言ってもらえるような存在になりたいですね。

学生の皆さんへ

「よく“地図に残る仕事”と言うけど、うちは“地図から消させない仕事”なんだ」って、上司が話していたんですけど、本当にその通りだなと思っています。どんなに立派なマンションや歴史的建造物であっても、30年も経てばどこかに傷みが出てきますし、そのまま放置すれば倒壊する危険もあります。ですが適切に修繕することができれば、100年以上、人が住むことだってできるんです。建物を守ることは、そこに住む人の暮らしを守ることでもありますし、地域の文化や環境を守ることにも繋がります。その一役を担うことができるのが、私の自慢です。

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