プロフェッショナルインタビュー リンテック株式会社

お客様の思いを技術で叶える【リンテック株式会社/勝間田 義信氏】

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リンテック株式会社 伊奈テクノロジーセンター 開発部 先端技術開発課 勝間田 義信 氏

関東職業能力開発大学校 生産機械システム科 卒業

1927年にガムテープの製造・販売を日本国内で初めて手掛けた会社として創業し、今や粘着素材および関連機器、特殊紙などの分野における国内のリーディングカンパニーとして東証一部上場まで果たしているリンテック株式会社。粘着素材を扱う化学メーカーだけに、その技術を支えるのは化学系の人材が中心だと思われがちだが、実は機電情報系のエンジニア抜きにその成長を語ることはできない。そこで今回はリンテックの最前線で活躍する三人のエンジニアに、機電情報系人材にとっての化学メーカーの魅力について語ってもらった。

1.自分の仕事の幅を広げられる職場

― 就職活動に当たってはどんな考えを持っていましたか?

勝間田氏:
pro_lintec_katsumata_01「装置設計の仕事に携わりたいと考えていました。当初は一般消費者が手にする製品を扱うB to Cメーカーへの入社を強く希望していましたが、企業研究を重ねることでB to Bメーカーの仕事内容に興味を持つようになりました。さらに選考が進むにつれて考えが絞り込まれ、B to Bメーカーの中でも仕事の幅をどんどん広げられるような企業に入社したいという考えになりました。」

― リンテック入社当初はどのような業務を経験しましたか?

勝間田氏:
「アプリケーションの開発をしていました。お客様から要望があった機能を既存の装置に追加するために、装置の性能を検証する業務です」

2.半導体製造を支えるリンテックの技術

― 現在の具体的な仕事内容を教えてください。

勝間田氏:
「主に3種類の半導体関連装置を設計しています。1つ目はウェハの回路パターン面を保護するBG(バックグラインド)テープを貼り付ける装置です。2つ目は、ウェハの裏面を研削する際にリングフレームという筐体にマウントさせる装置。そして最後にBGテープをはがす装置です」

3.仕事のやりがい

― どのような時にエンジニアとしてのやりがいを感じますか?

勝間田氏:
「営業と一緒にお客様と直接打ち合わせをする機会があります。お客様の困りごとを聞き、具体的なニーズが見えてくるときにやりがいを感じます」

― 就活時は仕事の幅を広げられる企業に入社したかったとのことですが、実際にリンテックに入社してみてどうでしたか?

勝間田氏:
「思っていたよりもさらに業務の幅が広く、驚きました。部品手配から出荷書類の作成まで一連の流れに携わる仕事を任せていただきました。仕事は大変ですが、製品の入口から出口までの工程に関わることができ、とても充実しています。」

4.お客様のより高い満足を目指して

― 今の業務経験を基に海外に行った場合、どのような仕事をすることになるのですか?

勝間田氏:
「海外では営業と一緒にお客様のところへ行き、ニーズを汲み取る仕事がメインです。技術営業に近い仕事内容です。」

― 海外に行くと逆にモノづくりができなくなりますが、やりがいはあるのでしょうか?

勝間田氏:
「現在、半導体関連事業の大半が海外のお客様相手の仕事です。現地のお客様の声を直接聞くことは自身の成長にもつながると思いますし、ぜひ海外での仕事を経験してみたいです。」

5.働きやすい職場の人間関係

― 職場としてのリンテックはどういう場所でしょうか?

勝間田氏:
pro_lintec_01「若手が多いこともあり横のつながりが強いです。先輩や上司も気さくな方が多く、相談しやすい環境が整っています」

― 最後に学生にメッセージをお願いします。

勝間田氏:
「本当に自分がやりたいことと、得意なことをよく考えてみてください。企業名だけでは仕事内容が自分に合っているかは分かりません。自分が興味を持てる企業を慎重に選ぶよう心掛けてください」

― どうもありがとうございました。(了)

 

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