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役職が高い社員ほど「誠実性」が低い理由とは|KOTORA25事例集

役職が高い社員ほど「誠実性」が低い理由とは

KOTORA25は、あなたがこれから社会人になるにあたり、あなた自身が知っておかなければならない自身の価値観や適性を測定する自己診断、自己分析ツールです。 仕事をする上でどのように考えどこに価値を置くのか、どの職業に関わらず、ビジネスパーソンにとってとても重要な事です。

あなたが会社に入り職場で仕事をする時、どのような行動を取るのか理解する、それは就職活動やその後に向けて大きな意義を持ちます。自分に合う仕事、自分の性格、自分に向いている仕事の診断にも役立ちます。
以下の例は、実際の現場でのKOTORA25の活用例です。あなた自身もKOTORA25で客観的に理解し、就職活動を有利に乗りきりましょう。

ビジネスパーソンにとっての誠実性

KOTORA25の価値観の項目の一つに「誠実性」があります。誠実性とは、「たとえ自分に不都合や不利益を生じることになっても、倫理、規則などにてらし、適正な行動を取る」ことです。コンプライアンスにも強く関わる価値観です。

たとえば、大口取引先の担当者から法外なキックバックを要求され、その要求をのまないと取引を切ると言われた。社内のルールではキックバックはしてはいけないことになっている。そのルールと自身の倫理観に基づき、取引先にはっきりNOと伝えた。このような行動が「誠実性」です。

一般に会社は、倫理にてらし、ルールを守れと社員に教えますので、高い役職者ほどその模範になるべきと考えられます。

kotora25_hoshino_01しかしながら、この誠実性という価値観は、高い役職者ほど低くなることが分かっています。 なぜでしょうか。それは、高い役職の仕事ほど、責任の範囲や周囲への影響範囲が広がるため、状況に応じた複雑な判断を求められることが多くなるからです。「あるべき論」だけで仕事ができないと信じる傾向が高くなります。

前述の例であれば、大口取引先からの受注を逃せば、会社の経営が傾くかもしれない、大事な部下たちを路頭に迷わせるかもしれない、そんな思いで不当ともいえる要求をのんでしまう人もいるでしょう。もう少し局所的で短期的なこと、たとえばこれを逃すと今月の目標が達成できない、などのことが頭をよぎる人もいるでしょう。

このように、ほかに大事にすべきことがあるとの判断で、誠実性の優先順位が下がり、その場その場をしのぐような行動を選択することもあります。コンプライアンスが大事だという共通認識のある現代。コンプライアンスを欠いた判断が致命傷になることもありますので十分に気をつけたいものです。

でも、もしKOTORA25のサーベイで、あなたの「誠実性」の優先順位が低くてもがっかりしないでください。当然のことすぎて無意識になっている場合には低く出ます。また、実際の行動として「誠実性」が高い水準であっても、臨機応変さを重視したいと考えている場合にも低く出ます。
あなたの仕事の価値観をKOTORA25(コトラ25)で再発見してみましょう!

※価値観診断KOTORA25 は、さまざまな行動心理、経営理論に基づき、株式会社コトラが独自に開発しました。

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2021/12/01